地下アイドルが「風俗嬢」になって得たもの
第4回 地下アイドルが裸になる理由
エリさんが風俗嬢になったわけ
アイドルとして活動をスタートする時、実はもうすでに彼女は風俗嬢として働いていた。
「アイドルデビューが決まった時は21歳だったのですが、実は風俗の仕事は19歳からしています。きっかけは、成人式で着物を着たかったから。親はスーツでいいじゃないってスタンスで、お金を出してくれることはありませんでした。だからレンタル代の20万を稼ぐために風俗を始めたんです」
目標額の20万は、たったの3日間で貯まった。しかし、風俗の仕事は続けたという。
「学校の方からオーディションやライブのために急にスケジュールを空けてって言われることがよくあったので、自由出勤の風俗の仕事がありがたかったんですよね。その当時はお蕎麦屋さんでもバイトしてましたが、土日に急に休むとやっぱり気まずくて。だからそこは辞めて、風俗だけにしました」
わずか19歳で風俗の道へ。いくら成人式で着物を着たかったからとはいえ、抵抗はなかったのだろうか。
「最初はアダルトグッズのモニターに応募したんですよ。オナニーが大好きだったので、それでお金がもらえるならいいかなっていう軽い気持ちだったんです。でも求人の人に“効率よく稼ぎたいなら風俗が一番だよ”って教えてもらって。サクッと稼げるなら、その方が良かったから。だから流されるままにって感じでしょうか(笑)」
あまりにもあっさりと風俗の仕事をスタートさせたように思えたため、さらに深く聞いてみた。すると彼女は高校時代での経験を話し始めた。
「もともと高校時代に援交をしていたので、エッチなことに抵抗はあまりなかったですね。お店を通すか通さないかっていう違いだけで。援交をしていた理由? 家に帰りたくなかったから。とにかく時間をつぶしたかったんですよね。お金をもらわずにエッチしたこともありますよ」
援交で手に入れたお金で最初に買ったものは、浜崎あゆみのCDだったという。